映画『かがみの孤城』、「ロッテルダム国際映画祭」に邦画アニメ初出品 現地オランダで大歓声
『かがみの孤城』を手掛けた原恵一監督
アニメーション映画『かがみの孤城』が、第52 回ロッテルダム国際映画祭(オランダ現地時間2023年1月25日~2月5日開催)でLimelight部門に正式出品。邦画アニメの正式出品は今回が初となり、作品を手掛けた原恵一監督が現地時間2日、上映会に出席しました。
これまでに『河童のクゥと夏休み』(2007年)、『カラフル』(2010年) などを手掛け、”泣きの名手”と呼ばれる原監督。2018年には、高畑勲監督、大友克洋監督に続き、アニメーション監督で3人目の紫綬褒章を受章するなど高い評価を得ている注目のクリエーターです。
上映を前に観客の前へ登場した原監督は「この映画が皆さんの心に優しい感動をもたらすことを願っています。さて、準備はいいですか!?鏡の向こうに待っているファンタスティックな旅へ共にくり出しましょう!」 と英語で挨拶。上映後には、大きな拍手と歓声が贈られました。
これまでに『河童のクゥと夏休み』(2007年)、『カラフル』(2010年) などを手掛け、”泣きの名手”と呼ばれる原監督。2018年には、高畑勲監督、大友克洋監督に続き、アニメーション監督で3人目の紫綬褒章を受章するなど高い評価を得ている注目のクリエーターです。
上映を前に観客の前へ登場した原監督は「この映画が皆さんの心に優しい感動をもたらすことを願っています。さて、準備はいいですか!?鏡の向こうに待っているファンタスティックな旅へ共にくり出しましょう!」 と英語で挨拶。上映後には、大きな拍手と歓声が贈られました。
映画『かがみの孤城』は、学校で居場所をなくした中学生・こころをはじめとした男女7人が、“鏡の中の城”に集められることから動き出す、ファンタジーミステリーです。
観客との質疑応答で「この映画を通して伝えたいこと」を聞かれた監督は、「日本でもオランダでも学校に行けない子はたくさんいると思うけど、そういう子は親も友達も誰も助けてくれないと思ってすごく孤独の中にいるかもしれないけど、きっと誰かが味方をしてくれるから信じて欲しいということが、この映画の伝えたいメッセージです」とコメントしました。
ロッテルダム国際映画祭は、毎年約600作品が上映され、来場者数は30万人を超えるヨーロッパの重要な国際映画祭のひとつ。新人監督の登竜門的な存在としても知られています。本作は、この年の映画界で注目される作品を集めた『Limelight部門』に出品。昨年は映画『ドライブ・マイ・カー』が出品されていますが、邦画アニメの出品は初めてということです。