春風亭小朝、落語に使うほど好きなクラシックの名曲を明かす 「ちょっと『火曜サスペンス劇場』みたいな」
コロナ禍で一度は消えかかった芸術活動を活性化するため、クラシック音楽界が一丸となって取り組み、2021年から始まった『クラシック・キャラバン』。今回、3年目を迎えてさらにパワーアップし、全国27都道府県で公演を開催しています。
小朝さんは、今回のプログラムに入っている邦題が『鮫』の『エスクワロ』が、落語での中でも使用するほど好きな曲だと明かし、「(作者の)ピアソラが、鮫釣りが大好きだったという話がありますよね。何も知らないで聴くより、イメージがちょっと変わってくるじゃないですか」とコメント。鈴木さんは、この曲のイメージについて「本当にかみつかれそうなビートの激しさ。もうピンチって感じですね」と話すと、小朝さんは「ちょっと『火曜サスペンス劇場』みたい」と例え、鈴木さんも共感していました。
さらに、今回の『クラシック・キャラバン』の意義について、鈴木さんは「コロナ禍はコンサートで移動もできなかったじゃないですか。仕事もなくなっちゃって。だから音楽家が少しでも集まって音楽をして、それを旅しながらお客さんに届けるまでできる。本当は旅をしていくって、僕ら(音楽家)の使命なんですよね。その旅ができなくなっていた時代に生まれた、ユニークな企画だなと思う」と語りました。
小朝さんが、プロジェクト・アンバサダーを務める『クラシック・キャラバン2023』の模様などを収めた『クラシック・キャラバン2023 クラシック音楽が世界をつなぐ』は、10月22日午後3時~4時にBS日テレで放送予定です。