×

上白石萌音、大先輩・司葉子の演技にほれぼれ「何をされても品にあふれている」

2022年7月9日 22:15
上白石萌音、大先輩・司葉子の演技にほれぼれ「何をされても品にあふれている」
イベントに登場した上白石萌音さん
俳優の上白石萌音さん(24)が9日、事務所の大先輩である司葉子さん(87)とともに、東宝創立90周年記念の『東宝の90年 モダンと革新の映画史(1)』のトークイベントに登場し、司さんの演技を絶賛しました。

この企画は、国立映画アーカイブが主催する、東宝創立90周年プロジェクト。1935年公開の映画『弱虫珍選組』から、2016年公開の映画『君の名は。』までの東宝作品計34本が上映されます。

上映作品となっている『その場所に女ありて』(1962年公開)で主演した司さんと、興行収入250億円以上を記録した新海誠監督作品『君の名は。』で、ヒロイン・三葉の声を担当した上白石さんがイベントに出席しました。

■上白石萌音、司葉子の演技に「ほれぼれしました」

東宝映画作品『その場所に女ありて』について聞かれた2人。主演した司さんは「いきなり大人の世界の映画に入った感じ。例えば、たばこを吸う、お酒を飲む。そういう、やり手の女性を演じるという。これが初めてでした」と語りました。司さんは当時、プライベートでたばこを吸ったりお酒を飲むことはなかったそうで、役作りのために練習したといいます。

また、完成した作品を見たときについて「(自分の演技は)すっごい上手でした(笑)(たばこの)煙がほわんとしていい感じでした(笑)」と、自身の演技を称賛しました。

そして、映画を見たという上白石さんは「今見ても新しいところがありますよね。普遍性があって。そして、おたばこをお召しになっても、お酒を飲まれても、マージャンされても、何をされても品にあふれていらっしゃって、ほれぼれしました」と、司さんの演技を絶賛しました。

司さんの演技に感銘を受けた上白石さんは「私もかっこよくたばこが吸える女優になりたいです(笑)必要があれば練習をしようと思います」と意気込みました。

■上白石萌音「あの頃の学びをいまだに思い出す」

また、イベントではデビュー当時について聞かれた上白石さん。上白石さんは12歳の時に、第7回『東宝シンデレラ』オーディションで審査員特別賞を受賞。その当時の心境を聞かれると「12歳にして、人生が変わってしまったっていうのを、あの年で感じました」と明かしました。

また、事務所に入った当時について「本当に根気強くお芝居や歌のお稽古を付けてくださって。現場に出す前にある程度まで育てるっていう。すごくじっくりと育ててくださって。あの頃の学びをいまだに思い出します」と、思い出を振り返りました。