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声優・内田雄馬  “声の仕事を始めて約10年” 当初は「1クール先も食べられるかどうか分からない状態」

2022年12月21日 23:05
声優・内田雄馬  “声の仕事を始めて約10年” 当初は「1クール先も食べられるかどうか分からない状態」
『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』ヒイロ役の内田雄馬さん
現在公開中の『劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編』に出演している、声優の内田雄馬さん(30)にインタビュー。本作に初参戦することになった心境やキャラクターの魅力をはじめ、“声の仕事を始めて約10年”という内田さんに10年を振り返っていただきました。

シリーズ累計発行部数3000万部突破の異世界ファンタジー『転生したらスライムだった件』(通称「転スラ」)。初の劇場版作品となった本作は、原作者である伏瀬さん自らが原案を手がけた完全オリジナルストーリーとなっていて、人間からスライムに転生した主人公・リムルたちが、仲間のために陰謀に立ち向かう“絆”の物語となっています。

内田さんは本作のオリジナルキャラクターとなる大鬼族(オーガ)の生き残り、ヒイロを演じます。

――本作への参加が決まったときの心境はいかがでしたか?

“転スラ”のシリーズが非常に盛り上がっているというのは存じ上げておりまして、そのシリーズに参加できるということは非常に光栄だなということで、すごく楽しみだなって思ったことを覚えております。

――ヒイロを演じられた感想や、キャラクターの魅力を教えてください。

今回オリジナルキャラクターというところでシリーズものに参戦するとなると、そこまでの流れであったり、いろいろなことがあっての物語だと思うんですけども、1から描いていただいたというところで、非常に新鮮な気持ちで参戦できたかなというふうに思っております。ヒイロ自体も非常に真っすぐな方(キャラクター)だったので、演じている中で自分としても細かく裏で小細工をするような人じゃないっていうところで、まっすぐ言葉を届けようっていう気持ちで演じられたというのがすごくよかったなというふうに思っております。

――ヒイロは、古川慎さん演じるベニマルが“兄者”と慕うキャラクターですが、内田さんにとって“兄貴”とはどういう存在だと思われますか?

その人の背中を自然と追いたくなるような、そういう存在なのかなっていうふうに思います。自然とあるっていうか、その自然とある中で自分のこだわりもあるけど、相手の気持ちとかこだわりも感じて受け止めてくださる人。そういう人がカッコいいし、背中を追いたくなるなっていうことだと思うので、そういう人が自分にとっては“兄貴”だなと思えるのかなというふうに感じます。

――内田さんご自身もそうした存在になっていきたいですか?

そうですね。本当にそういうふうに思ってもらえるように頑張りたいなというのはあります。僕も30歳になったので、年齢が上の方になってきたりもしているので、なるべく本当に僕の背中を見てもらえるように、見てほしいと思っているわけじゃないんですけど(笑)たまたま見た時になんか見て良かったかなって思ってもらえたらいいよねっていうくらいなんですけど。僕は僕らしくやり続けていくのが大事かなと思います。

■声の仕事を始めて約10年 「始めた時は10年どころか1クール先も食べられるかどうか分からない状態」

―― “声を使うお仕事を始めて約10年”と伺いましたが、10年を振り返っていかがでしたか?

正直、本当にあっという間の10年という感じなんですけども、お仕事を始めた時はまず10年どころか、1クール先も食べられるかどうか分からないっていう状態でしたし、そういう世界だと思って入ってきていたので、本当に目の前のこと以外を考える余裕なんて全然なかったんですけど。でも本当に気がついたら10年もやらせていただけたっていうのはすごく幸せなことですし、やっぱりまだまだこれからというかまだまだ足りないものとかいっぱいあるので、一歩一歩ちゃんと自分の足で踏んで頑張っていかなきゃなというふうに思っています。

――来年はどのような1年にしたいですか?

今までは本当にこう瞬発力というか、反射的なところでいろんなものに向かってきたという感じがしたんですけど、今まで以上に一個一個の密度とか深さっていうものを追求していけたらいいなっていうふうに思っています。そのためには本当にたくさんこう自分の中にいろんな可能性をたくさん吸収して、自分のその引き出しみたいなものを増やさないとやっていけないとは思うので、なのでやっぱ来年はいろんなものをどんどん吸収して、自分の糧にして頑張っていけたらなと思っています。

――“可能性を吸収し、引き出しを増やしていかなければ”ということですが、具体的にはどういったことをしていきたいなどはありますか?

自分で0から1を作るっていうことを来年はやってみたいなと思っていて、声優って基本的に僕は1から100を中で求められているものを出すという仕事だと思っているんですけども、0から1を作るっていうのはすごく大変な作業だったりするので、見ていらっしゃるみなさまの元に届くものかどうかというのは置いておいても、自分の中で感じたアイデアとか、そういったものを置いておかずに、自分でじゃあメモに残すとか何か形にするとか、それがどういったものかというのはあまり具体的にはまだないんですけど、そういったものをいろんな形を模索しながら、自分のアイデアを残していくっていうことをやりたいなと思っています。