4児の父・滝藤賢一、子育てを語る ファッションは「エリート教育」
ステキな父親に選ばれた滝藤さんにインタビューをおこない、中学1年生の長男、小学6年生の二男、小学4年生の三男、小学2年生の長女、4人の子育てについてや、オシャレな俳優としても話題の滝藤さんに、ファッションへのこだわりについても伺いました。
■怒らない父親、だけど“片付け”だけは怒る
――ベスト・ファーザー賞、おめでとうございます
ありがとうございます。
――受け取ったトロフィーや花束は?
持って帰って並べておきます。絵とか描かれたらどうしようトロフィーに。家族で分かち合えたらいいですよね。あの子たちがいなければ、僕はこの賞を頂けないですからね。
――滝藤さんは、どんな父親ですか?
放任ですね。ただ『ケツは拭くよ』じゃないですけど、それが親の仕事だと思っているんで。
――末っ子の娘さんとの接し方は?
(上の兄に)ちょっかいを出して、仕返しをくらって僕の所に泣きついてくるっていう、“絶対に怒らない人”みたいになっているんで僕は、娘に対して。そういうのを分かってやりますよね女子は。でも分かってても、やっぱり女子の見方ですよね。
――子供たちを怒ることはありますか?
まぁ…。怒らないですね。僕が怒るのは『片付け』ですね。とにかく何も片付けてない、『ランドセルを片付けなさい』って、ランドセルも1人じゃないですから、4つ転がってますから。中の教科書もひっちゃかめっちゃかに飛び出てて。『片付けなさい』って言って、1時間たち2時間たち。また『ランドセルしまいなね』って言って、3時間、4時間たって。7時間、8時間くらいの時に、ランドセルつかんで“こりゃ~!”って投げたら、ママが作った夕食の上に“バーン”って飛んでいって。夕食“ガチャーン”ってなって。それをまた『すみません』って言って、それを拾ったりしましたね。
――子育ての大変さは?
子育てって大変だと思います。日々勉強だと思っていますし、『片付けなさい』って言ったことに対して、全く片付けないんだから、片付ける方法を親が考えないといけないんですよ。怒鳴るのは簡単なので、そうじゃなくて勉強する方法を考えないといけない。そういうことを考えると、親が(子供に)勉強させてもらっている。大変なことはいっぱいありますけども…。でもそれが子育てじゃないですかね。
■ファッションについては“エリート教育”
私服を掲載したファッションブックの出版や、ドラマ・映画の現場でも私服を劇中で使用するなど、“私服がオシャレな俳優”としても注目される滝藤さん。そんな滝藤さんにファッションへのこだわりを聞きました。
――ファッションへのこだわりはありますか?
結婚指輪じゃないですか。これは結婚した時の指輪で、こちらが(家族の)6人のリングが重なり合っているんですけど。6つのリングが。(薬指の)これは奥さんに、こないだの母の日にプレゼントしたバカラの指輪なんですけども。全くしないので、僕がしてるんですけど。1回もしないですね。だから全部僕がしてます。でもそういう家族の絆じゃないですか?全部意味があるんで。
――今日のファッションのポイントは?
タキシードにブラックデニムを合わせるってところじゃないですかね。全部をビシッとしないで、ネクタイはパンチあるのをっていうのは決めてはいましたけど。これなんか僕の名前入ってますから。落としたらすぐにわかります。返してね、落ちてたら、僕のですから。
――子供のファッションも滝藤さんが決めるんですか?
何かあるときの子供の服は、全部僕です。僕とママの服を合わせて。もうもはや(子供は)『パパどれにする?早く決めて』って感じです。
――パパのファッションセンスは認めているんですか?
子供がファッションセンスなんて分からなくないですか?ただカッコいい方がいいっていうことで、滝藤家では服は“エリート教育”じゃないですけど、ちっちゃい頃から着せて、センスを磨いていって、大人になったら自分で服を選べるようになっていくことでいいと思うんですよね。これは自分が好きな物、こっちは興味ない物っていう選択していける子になったらいいなと思ってますね。
――滝藤さんにとって、『子育て』とはなんですか?
僕にとって子育てとは…。なんですかね…。答えがない、正解がない世界じゃないですかね。出たな! ファッションも芝居も子育ても、正解がない! 『子育てと賢一』って服出そうかな…。