4度目のノミネート・乗代雄介 生の輝きを描く『それは誠』【芥川賞候補作】
乗代雄介さん
修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から浮かび上がる、生の輝きが描かれています。
乗代さんは、1986年北海道江別市生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科を卒業し、2015年『十七八より』で第 58 回群像新人文学賞を受賞し、デビュー。2018 年に『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞、2021年発売の『旅する練習』では第 34 回三島由紀夫賞、第 37 回坪田譲治文学賞を受賞。今回で4度目のノミネートとなりました。