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4度目のノミネート・乗代雄介 生の輝きを描く『それは誠』【芥川賞候補作】

2023年7月19日 6:25
4度目のノミネート・乗代雄介 生の輝きを描く『それは誠』【芥川賞候補作】
乗代雄介さん
第169回芥川・直木賞が19日に発表されます。その発表を前に、純文学の中・短編作品に贈られる芥川賞の候補作の1つ、乗代雄介さん(37)の『それは誠』を紹介します。

修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れた小さな冒険を試みる。その一日の、なにげない会話や出来事から浮かび上がる、生の輝きが描かれています。

乗代さんは、1986年北海道江別市生まれ。法政大学社会学部メディア社会学科を卒業し、2015年『十七八より』で第 58 回群像新人文学賞を受賞し、デビュー。2018 年に『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞、2021年発売の『旅する練習』では第 34 回三島由紀夫賞、第 37 回坪田譲治文学賞を受賞。今回で4度目のノミネートとなりました。