市川染五郎「いま自分ができる、最大限をやろうという」 二十歳の目標を語る 4月の新作歌舞伎で主演

新作歌舞伎は、2023年に直木賞と山本周五郎賞を受賞した永井さん原作の『木挽町のあだ討ち』で、江戸・木挽町の芝居小屋を舞台に 、美しい若衆の葛藤と、あだ討ちに秘められた真実を描く物語です。
演じる役について染五郎さんは、「(伊納)菊之助の成長過程をこの作品の限られた上演時間の中で、きっちりと見せられるようにということは、一番意識しようと思っていますけれども、役者・染五郎としても、ひと月の間にできる限りいろんなものを吸収して成長して、またそれがきっかけに菊之助の成長というところに重なってお客様に届けられればいいなというふうに思っています」と話しました。
そして3月27日に二十歳を迎える染五郎さんは、「あまり年齢を意識していないというか、年齢で区切ったり、何歳までにこれをやりたいとか、いま自分ができる、最大限をやろうということの積み重ねでいたいなと思う。あまり二十歳になるから何か変わるわけでもないし、意識していないんですけど。今回、主役をやらせていただくので、先輩方しかいませんけど、しっかりと主役としての責任をはたせるようにとは思っていますね」と話しました。