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その名も「断捨離屋」 団塊世代の共感を呼ぶ店のゆるい一日を取材 ポッポ街【徳島】

2025年1月30日 18:06
その名も「断捨離屋」 団塊世代の共感を呼ぶ店のゆるい一日を取材 ポッポ街【徳島】
開くのは週に1回だけ、値段すらその場の交渉次第というゆる~いリサイクルショップがこのほど徳島市のポッポ街にオープンしました。

その名も「断捨離屋」。

団塊の世代の共感を呼ぶお店のゆる~い一日を取材してきました。

(佐々木聖夏記者)
「こちら中にはお盆が入っています。包んでいる新聞を見ると、1976年テレビの欄ありました。四国テレビおはようとくしま。私は知りたい、あなたの広場。50年くらい前のお盆なんですね」

ここは、徳島駅のすぐ近くポッポ街。

こちらは、リサイクルショップ「断捨離屋」。

2か月ほど前にオープンし、毎週水曜日のみ営業しています。

この店の主は藤井薫さん74歳。

雑貨店などの経営をリタイアした後は、悠々自適の生活。

今はすっぽりと断捨離屋の主人に収まっています。

藤井さんと一緒に店に立つのは近藤祥司さん67歳。

(佐々木記者)
「仕入れに行く中で感じることはありますか」

(断捨離屋 藤井薫さん)
「団塊の世代、すごい人数が居るんですよ。どんどん亡くなっていってる方も多い。(僕が)10年いけるかどうかって考えるから、どんどん売っちゃうよね。売っちゃうっていうか、整理したい。使ってくれる人がおったらなんか安心で、捨てるっていうのに抵抗感があるご年配の方は、使ってくれるっていうたら、だから沢山持ってきてくれるんよ。タダで着物なんか今これ1枚1000円で売ってるけど、本当にこれ大島紬やったかな。最近こういうお茶道具が多い。お茶の先生が辞めるんかなお茶道具が多い」

(佐々木記者)
「結構大きめの木の箱ですが」

(断捨離屋 藤井薫さん)
「こういう風に全部セットで入ってるんですねこれ何かな 茶壷やね」

(佐々木記者)
「茶壷」

(断捨離屋 藤井薫さん)
「お茶の葉を入れる」

(佐々木記者)
「一つ一つ丁寧にくるまれているんですね」

藤井薫さん
「みんな新品ですよ」

(佐々木記者)
「これもお茶に使う道具なんですかね」

(藤井薫さん)
「本当は高いんだろうね」

(近藤祥司さん)
「この茶器全部1000円で売ってたんです。そしたらねお茶をしている茶道の人が来て『こんなの1000円で売ってもらっちゃ困る。木箱に入っているやつ最低3000円以上で置いてくれ』ってお叱りを受けて。その瞬間から2000円に変わりました。おもっしょいもんで1000円の時よりも2000円にした方がよく売れている」

(近藤祥司さん)
「お椀ですね、ここに並んどるんは。全部木製で漆を塗っています」

(佐々木記者)
「どこにあったもの?」

(近藤祥司さん)
「旧家 庄屋さんであるとか、蔵の中に包んであった紙が明治22年の新聞紙だとか、34年新しい方で、昭和12年とか戦争の新聞『勝ってるよ』とかそれを見るだけでも楽しい」

分かります分かります♪
何十年も前の新聞、気づくと読みふけってるんですよね。

(近藤祥司さん)
「これ綺麗でしょ?こんなのをね、普段使いしてもらいたいですね。若い子にね」

(断捨離屋 藤井薫さん)
「できたら若い人に買ってほしいっていうんが希望です。本当にこれ大島紬やったかな。ちょっと浴衣とか寝巻にしたらすごくおしゃれかなと」

(佐々木記者)
「こちらには、家に飾られてあった絵も売られています。世界の名画モナリザもここではなんと2000円」

開店は毎週水曜日の午前11時から午後4時まで。

値段交渉もオッケーだそうです。

掘り出し物を探してみてはいかがですか?

最終更新日:2025年1月30日 21:29
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