自ら栽培したバラの写真と自らの書で表現 書家・森田尾山さんの書展 鳥取県米子市
自ら栽培したバラの写真と合作の書の作品が並びました。鳥取県西部を中心に長年にわたって活躍してきた書家・森田尾山さんの書展が、4月10日から鳥取県米子市で始まりました。
米子市のJU米子髙島屋では、鳥取県西部を中心に多くの人の指導にあたってきた書家・森田尾山さん(82)の書展が始まりました。森田さんは、書道歴70年余り、日展に16回入選。まさに書と共に長い人生を歩んできました。
会場には、50年にわたって自ら栽培してきたバラの写真もあしらった新作の書など50点余りの作品が展示されています。中には「ばらを見ていると心が花になる」といった作品のほかに、「やれなかったのか、やらなかったのか」や「出逢いが開く夢とびら」といった、見る人に励ましの言葉を添えた作品もみられます。
訪れた人
「癒されますね。字がやわらかくて」
「(書を見ると)元気が出ます。いろいろなお言葉もいただき素晴らしいです」
書家・森田尾山さん
「バラは、自分が丹精込めたバラですので、それぞれ表現の仕方もいろいろ工夫していますので、バラと書の組み合わせのおもしろさを感じていただければ」
気を張らず、心安らぐ書体の森田さんの作品は年を追うごとに人気を集めています。この「森田尾山 書展」は、米子市のJU米子髙島屋で4月15日(月)まで開かれています。