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宇和島市の「吉田祭のお練り行事」が国の重要無形民俗文化財へ

2025年1月25日 13:14
宇和島市の「吉田祭のお練り行事」が国の重要無形民俗文化財へ

国の文化審議会は、宇和島市の「吉田祭のお練り行事」を国の重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。

宇和島市吉田町の「吉田祭のお練り行事」は、吉田藩伊達家がこの地を治めていた江戸時代の1664年が起源といわれています。

毎年11月3日に八幡神社の祭礼行事として行われ、練車と呼ばれる人形屋台や、四つ太鼓、宝多、七福神、鹿の子、牛鬼などの練物が行列を作りながら町を練り歩きます。

南予地方の典型的な祭礼の伝承例と位置付けられていてこうした「お練り」について国の審議会は、「四国地方における祭礼行事の地域的展開や我が国における山・鉾・屋台行事の成立や変遷を理解する上で重要」などと評価しました。

登録されれば、県内の国の重要無形民俗文化財は、「伊予神楽」と「石鎚黒茶の製造技術」に次ぐ3件目となります。

最終更新日:2025年1月25日 13:15
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