旧庄内藩士の刀剣や西郷隆盛の書も 庄内ゆかりの貴重な資料や美術品集めた展示会 山形・鶴岡市
山形県鶴岡市の致道博物館でいま、庄内ゆかりの貴重な刀剣や絵画などを集めた展示会が開かれています。
鶴岡市の致道博物館で開かれているこの展示会では、博物館に寄贈された刀剣や絵画、歴史上活躍した人物が記した「書」などの美術品およそ40点が並んでいます。
刀剣は南北朝時代から明治時代にかけて作られた15本が展示されていて、鶴岡市出身の愛好家が所蔵していたものを中心に、旧庄内藩士が所有していたものなど庄内にゆかりが深い刀剣が時代ごとに紹介されています。
そのほか、江戸時代に活躍した酒田市出身の絵師・狩野了承が描いた絵画や明治時代に旧庄内藩士らが鹿児島を訪ねた際、西郷隆盛が汗を払いながら筆を使って一度も書き損じなく数十枚を書いたという逸話が残る「書」など貴重な美術品や資料が並んでいます。
「新収蔵品展 刀剣と美術」は4月14日まで、鶴岡市の致道博物館で開かれています。