政府「骨太の方針」あす閣議決定へ AIや半導体分野への投資拡大など
政府は21日、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」を閣議決定する見通しです。
予算編成の指針となることしの「骨太の方針」では、産業競争力の強化のためAIや半導体分野の国内投資拡大の必要性が盛り込まれる予定です。政府が、日本の産業競争力の鍵を握ると位置付ける半導体メーカー「ラピダス」などを念頭に、「量産等に必要な法制上の措置を検討する」などと明記されます。
また、タクシー会社の管理のもと一般のドライバーが有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」を全国へ拡大する方針も盛り込まれます。
一方、財政問題については、人口減少が本格化する2030年度までの期間を対象に、「経済・財政新生計画」の策定を盛り込みます。国の政策のための経費を税収等で賄えているかどうかを示すプライマリーバランスについて、「2025年度の黒字化を目指す」という記載を復活させます。
「骨太の方針」は21日夕方、閣議決定される見通しです。