SBI新生銀 60歳以上の預金金利を0.4%に 通常の約2倍
SBI新生銀行は4月1日から、60歳以上の顧客の預金金利を0.4%に引き上げます。新規の口座開設者だけでなく、すでに口座を持っている人も対象で、無料の会員制サービスに登録することで適用されます。
SBI新生銀行の普通預金金利は3月3日から0.21%に引き上げられますが、60歳以上に適用される金利は、さらにその2倍近い水準になります。現金の保有資産が多いシニア世代の顧客獲得につなげたい狙いがあります。
先月に日銀が政策金利を0.5%に引き上げて以降、銀行で普通預金金利を引き上げる動きが続いています。
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3行やゆうちょ銀行などが3月から普通預金金利をいまの0.1%から0.2%に引き上げるほか、あおぞら銀行はネット口座の普通預金金利を今月から0.35%に引き上げています。
各行とも、預金者に「金利のある世界」のプラスの側面を実感してもらうことで顧客の獲得につなげたい考えで、地方銀行などにも金利引き上げの動きが広がっています。