“ポテトショック”休止続く中“増量”も…
新型コロナウイルスなどの影響で、一部で販売休止が続くフライドポテトをめぐり、飲食チェーンにより明暗がわかれています。販売を休止する店舗もある一方、あえて増量するチェーンも出てきています。その背景にあるのは…
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注文が入ってから揚げる、ミニストップ不動の人気商品「フライドポテト」。その量が普段の3倍の商品が登場しました。
店員
『お待たせしました。バケツポテトです』
14日から期間を設けず販売が始まったのは、その名も「バケツポテト」。“ポテト不足”が広がる中、ヨーロッパ産を使うことで実現しました。
ミニストップ広報 篠原淳一さん
「物流とか難しい面、苦労はしているが、現状は計画通り輸入できている。ポテトのニーズが非常にあると、我々が調達できるのであれば積極的に販売していこうと」
いま明暗が分かれているポテトの販売。マクドナルドでは、北米からの原材料の輸入が遅れるなどして、9日からポテトの販売が「Sサイズ」のみに。
全国に338店舗を展開するハンバーグレストラン「びっくりドンキー」では、14日から「びっくりフライドポテト」など5つの商品の販売を全国で休止に。輸入遅延が理由で販売再開については、来月1日からを予定しているということです。
相次ぐポテトの販売休止。輸入に頼らない店では“新たな戦略”を進めています。
ハンバーガーチェーンのフレッシュネスバーガーでは14日から、レギュラーサイズ、ラージサイズ、さらにセットのポテトを、価格はそのままで、25%増量して販売を開始しました。その狙いはやはり──
フレッシュネス広報担当 青木美華さん
「ポテト休止というニュースを目にする機会が多くなっているが、SNSでもポテトロスやポテト難民といった形で悲しむお客様の声を多く目にしていたので」
北海道の農家と契約しているため、供給が安定しているといいます。
店内のお客様
「ポテトが好きな身としては助かりますね」
ポテト難民を救えるのか。ポテト増量キャンペーンは来月27日までです。