「Amazonプライム」値上げ 年間プラン+1000円 配送コストが影響か 専門家「サブスク見直す機会に」
インターネット通販大手のAmazonは、有料サービスの「Amazonプライム」の値上げを発表しました。その背景には何があるのでしょうか。
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「Amazonプライム」の値上げについて街の人は…
街の人(東京・銀座)
「えー知らなかった」
Amazonプライム会員(東京・銀座)
「私はほかのサブスクを併用しているので、いったん抜けてもいいかなと」
「100円ぐらいなら入り続けていいかなって」
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「Amazonプライム」とは、 一部商品の無料配送や動画見放題などの特典のつくサービスのことです。
10日、会員向けに「会費の変更」についてのメールが届きました。そこには8月24日から“月間プランの会費は現在の税込み500円から600円に”、“年間プランの会費は現在の税込み4900円から5900円に引き上げ”と書かれていました。
値上げの理由についてAmazonは「配送特典や動画見放題などのサービスを長期的に継続していく上での総合的な判断」だとしています。
いまや当たり前となりつつある“サブスク”のインターネットサービス。
Amazonプライム会員(東京・銀座)
「日用品とか買うのに使ってます。月1~2回ぐらい」
値上げはAmazonプライムだけではありません。YouTubeの動画を広告なしで見ることなどができる「YouTube Premium(ユーチューブプレミアム)」でも今月4日から、1,180円(税込)だった月額料金を100円値上げして1,280円に。値上げの理由については「現状のサービスと機能を続けるため」だとしています。
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様々なインターネットサービスの値上げについて、専門家はどう見ているのか。
ITジャーナリスト 石川温氏
「全体的にネットサービス、値上げしているのかなと思います」
今回のAmazonプライムの値上げの背景については…。
ITジャーナリスト 石川氏
「配送コストが一番大きいのかなというふうに思います。ドライバーさんを確保するのも難しいというのもありますし、流通のコストもあがってくるでしょうし、今回値上げに踏み切ったのかなと」
石川氏は「こういった値上げのタイミングで、自身が加入している定額サービスを見直す機会になる」と話しています。