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競馬事業輸出へ 中国企業を競馬場に招待

2011年1月29日 14:50

 日本の競馬事業を中国へ輸出しようと、所管する農水省が29日、中国国営企業の幹部を東京競馬場(東京・府中市)に招いた。

 東京競馬場を視察したのは、農林水産分野では中国で最大規模の国営企業の一つ「中国農業発展集団」の劉身利会長と幹部ら。中国では現在、馬券の販売は許されていないが、富裕層の増加を背景に、近い将来、競馬事業を立ち上げる構想が進められている。中国側は、日本の競馬場の管理の方法や全国をオンラインで結ぶ自動発券機による馬券販売のシステムに強い関心を示しているという。

 農水省とJRA(=日本中央競馬会)は今後、サラブレッドなど競走馬も含めた日本の競馬事業の輸出に向けて、具体的な交渉を進める方針。