東芝、TOBへの株主の応募推奨について「あらためて検討」
東芝は国内の企業連合によるTOB(=株式公開買い付け)への株主の応募推奨について「あらためて検討する」との見解を示しました。
東芝をめぐっては国内投資ファンドの「日本産業パートナーズ」を中核とする企業連合が7月下旬にも非公開化を前提としたTOBを実施する予定です。
東芝はTOBには賛同しているものの、株主に応募を推奨するかどうかは市場動向が不透明なためすぐに意思表明をせず、「TOB開始までに表明する」としていました。東芝はきょう、6月29日に開かれる定時株主総会の招集通知を公表しましたが、それによると「応募を推奨するか否かについては、あらためて検討し、決議する」としていて、まだ態度を明らかにしていません。
なお、今回の株主総会には株主からの提案はなく、取締役の選任案のみとなっています。