目の不自由な人を助ける、痛みレベル分析…“最新AI”お披露目
AI(=人工知能)の展示会が開かれ、目が不自由な人を助けるためのAIなどがお披露目されました。
監視カメラの映像から視覚に障害がある人が使う杖、白杖や、車椅子をリアルタイムで検知するAIは、駅や商業施設のカメラで使うことを想定していて、施設側が速やかに視覚障害者などの存在を把握することに役立つといいます。白杖とよく似た白い傘で試してみると、白杖ではないことがきちんと認識されました。
一方、人が感じる体の痛みの度合いを数値で教えてくれるAIは、タブレットで顔を撮影した上で、睡眠状況や汗をかいているかなど体調についての質問に答えると、痛みのレベルを分析し42段階で表示します。
開発したNVISOは、痛さの度合いを自分でうまく伝えることができない認知症の患者や、赤ちゃんなどの痛みを把握することができるとして、医療分野で活用できればとしています。