東京電力・東北電力管内に電力需給ひっ迫警報
初の電力ひっ迫警報が出される中、政府は節電が十分に進まない場合、夕方にも東京電力管内で一部停電がおきる恐れがあるとして、一層の節電を呼びかけています。
今月、福島県沖でおきた地震で一部の火力発電所が停止した上、気温の低下で電力の需給がひっ迫しています。
政府は初めて東京電力の管内で「電力需給ひっ迫警報」を出していますが、供給力に対する需要の割合を示す電力の使用率は、午後0時台で102%となり、データ上では需要が供給を上回っています。
政府はこのまま節電が進まない場合は、夕方にも電力が足りなくなり、一部で停電する可能性があるとしています。さらに一部の地域では、予告なく停電になるなどの可能性があるとしています。
また、政府は東北電力の管内でも電力需給ひっ迫警報を出し、夕方にかけて厳しい状況になるとしています。
政府は大規模な停電を避けるため、使っていない電気を消したり、暖房の設定温度を20℃に下げるなど、節電への協力を呼びかけています。