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「日本直販」運営会社が民事再生法申請

2012年11月9日 17:51
「日本直販」運営会社が民事再生法申請

 テレビなどの通信販売大手「日本直販」の運営会社が経営不振に陥り、9日、裁判所に民事再生法の適用を申請して倒産した。過去に粉飾決算もあったという。

 民事再生法の適用を申請した「総通」(大阪市中央区)は、主に「日本直販のテレビショッピング」で通販事業を展開している。関係者によると、負債総額は174億円で、インターネット通販の台頭による売り上げの減少に加え、今年夏頃に架空の在庫や利益の水増しなど粉飾決算が発覚したことから信用不安が広がり、資金繰りが悪化したという。

 総通は来週、債権者説明会を行う予定で、日本直販の通販事業については東京都の別会社がスポンサーとなって継続するという。