ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の交渉参加をめぐり、アメリカとの事前協議がまとまったことを受け、経済界はそろってこれを歓迎した。

　経団連の米倉会長は「わが国のＴＰＰ交渉参加に向けて大きく道が開かれた」と歓迎した上で、一刻も早く交渉に参加し、ルール作りを主導するよう求めた。

　また、経済同友会の長谷川代表幹事も「正式な交渉参加に向けた大きな一歩」と歓迎するとともに、「国際的なルールの策定を主導するという意志を持って、交渉に総力を挙げるように」と述べた。

　日本商工会議所の岡村会頭も、「７月開催で調整中の次々回交渉への参加の可能性が高まった」と歓迎した上で、ＴＰＰ対策本部を中心に、交渉参加に向けた準備を加速するよう求めた。