みずほFG 新人事制度で年功序列型給与“廃止”2024年4月に完全移行へ
みずほフィナンシャルグループは年功序列型給与体系の実質廃止など、中途入社にも不利にならないような人事制度に、かじを切ります。
みずほグループはグループ5社、およそ4万8000人を対象に、統一した新たな人事制度を導入します。
まず、給与については勤続年数に応じて昇給する年功序列型を実質廃止し、専門性や個人の能力などで13段階にランク付けし、それに対応した給与を支給します。55歳になると給与が一律で下がる現在の制度もなくします。
また、中途入社でも不利にならないよう、勤続20年以上を条件としている企業年金は見直し、個人の運用実績によって給付額が決まる確定拠出年金に一本化します。
さらに、退職金についても少しずつ前払いで受け取ることができる制度も導入する方向で進めているということです。
多様化する働き方への対応や、中途採用の拡大など人材の流動化を促したい狙いで、2024年4月から新たな人事制度に完全移行する予定です。