今年２月の日本の貿易収支は、２月として過去最大となる８００３億円の赤字となった。赤字は２０か月連続。

　財務省が発表した２月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は、２月として最大の８００３億円の赤字だった。輸出額は中国向けの自動車などで５兆８０００億円と、前年同月比９．８％増えたが、輸入額も液化天然ガスの輸入増加などで６兆６００３億円と、９％増えた。また、ドイツからの自動車の輸入も増えており、消費税増税前の駆け込み需要の影響もあるとみられている。

　今年１月は貿易赤字が２兆円を超えたが、２月は中国が春節で生産がストップしたことなどから赤字額自体は大幅に減った。しかし、貿易赤字は２０か月連続で、過去最長を更新している。