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日本の捕鯨調査船 ロシア当局が聴取

2014年8月22日 15:16
日本の捕鯨調査船 ロシア当局が聴取

 オホーツク海で調査を行っていた日本の捕鯨調査船が、ロシア当局から任意で事情聴取を受けていることがわかった。

 任意で事情聴取を受けているのは、日本の捕鯨調査船「第2昭南丸」。水産庁によると、第2昭南丸は8日に日本を出港し、オホーツク海で目視によるクジラの調査をしていたところ、ロシア当局から要請があり、18日から船長らが船の上でロシア国境警備隊の捜査官から任意の事情聴取を受けているという。

 第2昭南丸の調査はロシア当局の許可を得ていたが、今年5月に調査コースを変更しており、ロシア当局にその変更の手続きを行っていなかった。

 水産庁は「拿捕(だほ)はされていない」「領海侵犯とは思っていない」と説明している。