三井住友銀行は、シティバンク銀行の日本国内の個人向け業務部門を買収すると発表した。

　三井住友銀行は２５日、アメリカ大手金融グループの日本法人シティバンク銀行の個人向け業務部門を買収すると発表した。受け皿となるのは子会社のＳＭＢＣ信託銀行で、来年１０月に事業を引き継ぐとしている。

　シティバンク銀行の個人向け業務部門を巡っては、赤字が続いていたことから、シティ側が今年８月から国内の銀行数行に買収の打診を行っていた。

　シティバンク銀行の個人向け業務部門は預金残高２兆４４００億円で、約７４万人の顧客がいるが、これら全てがＳＭＢＣ信託銀行に引き継がれる。これにより、外貨運用商品などを提供し、富裕層向けのビジネスを拡大したいなどとしている。