去年の全国の百貨店の売上高は、３年連続で前年の実績を上回った。

　日本百貨店協会によると、去年の全国の百貨店の売上高は６兆２１２４億円で、前年比０．３％増となり、３年連続で前年の実績を上回った。去年の消費税増税前の駆け込み需要によるプラスが大きく寄与した。前年の実績を３年以上続けて上回るのは、１９９１年以来２３年ぶり。

　また、外国人旅行客による売り上げは約７３０億円で、前年比９０．１％増と過去最高を記録した。

　一方、去年１２月単月の全国の百貨店の売上高は前年比１．７％減となり、４月以降、９か月連続でマイナスとなった。このうち、外国人観光客による売り上げは約１２６億６０００万円で、月別の売り上げとしては初めて１００億円を超えた。