大塚家具 父vs娘、泥沼の“経営権”争い
大手家具チェーンの「大塚家具」で、経営方針の違いから会長である父と社長である娘が対立している問題で、25日夜、会長側が突如会見を開き、社長の退任を訴えた。
大塚勝久会長「このまま久美子社長を継続していったら、私の自慢の優秀な社員の人たちが、会社を退社してしまうという心配がございます」
「大塚家具」の創業者で会長の大塚勝久氏は、専務で長男の勝之氏とともに会見を開き、娘である久美子社長の経営方針を批判し、すみやかな社長退任を訴えた。
大塚勝久会長「競争力あるんだから、もっともっと販促活動すればいいのに、(久美子社長は)ただ値下げするだけでした」
大塚家具では、去年7月に社長だった久美子氏が突如、解任され、勝久氏が会長兼社長に復帰。その半年後には再び久美子氏が社長に復帰しており、背景には、経営方針などをめぐる対立があったとされている。
一方、久美子氏も、勝久氏について「漫然と広告宣伝費の支出を増加させた結果、業績が悪化した」と指摘。取締役などの役職につけないことを提案し、事実上、勝久氏の経営からの退陣を求めている。
泥沼となった“お家騒動”。久美子社長は26日午後、会見を行う予定。