トヨタ「プリウス」7年ぶりにフルモデルチェンジ 日常使用はEV走行だけでカバーも
トヨタのハイブリッド車「プリウス」が7年ぶりにフルモデルチェンジされ16日、世界で初めて公開されました。
トヨタが16日公開した新しい「プリウス」は、“エンジン付きのEV”を打ち出し、7年ぶりにフルモデルチェンジされました。
ハイブリッド車の特徴であるバッテリーの機能をこれまでより50%以上向上させ、通勤など、日常での使用はEV走行だけでカバー出来るように設計されているということです。
「プリウス」は、世界初の量産型ハイブリッド車として1997年に初代が発売され、ことし9月までにシリーズ累計で500万台を超える販売台数となっています。
しかし、ガソリンも使用するハイブリッド車は、世界的な脱炭素の流れや自国の産業を守るねらいから、一部の国と地域で規制が強まっていてたとえば、アメリカのカリフォルニア州では2035年以降の新車販売を禁止されます。
トヨタは今後、規制の対象から外れている外部から給電が可能なプラグインハイブリッド車や電気自動車の選択肢も加えながら、脱炭素を目指す方針です。
新型「プリウス」は、日本では年明けとなる今年度の冬に発売され、アメリカやヨーロッパでも展開される予定です。