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すき家職場環境、今後も改善必要~第三者委

2015年4月8日 16:36
すき家職場環境、今後も改善必要~第三者委

 牛丼チェーン最大手「すき家」などを展開するゼンショーホールディングスは8日、問題となっていた職場環境の改善について会見し、成果が出てきたと強調した。一方、職場環境の改善をチェックする第三者委員会は、今後も改善が必要と指摘した。

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 ゼンショーは会見で、「すき家」を全国7地域に分社化し、地域を担当する社長が労働状況を確認・指導したことなどで、去年3月には500人以上いた、月の時間外労働時間が100時間を超えるパートやアルバイトが今年2月には4人になったとし、改善の成果を強調した。

 しかし、1人で勤務するいわゆる「ワンオペ」については、問題となっていた深夜の時間帯についてはなくすとしたものの、それ以外の時間帯では今後も入客数次第で続ける考えを示した。

 職場環境の改善をチェックしていた外部有識者からなる第三者委員会は、「過重労働は緊急事態として回避された」としながらも、今後も改善を続けることが必要と指摘した。