イオン、ローソン、ユニクロが決算発表
小売りの大手企業が9日、相次いで決算を発表した。
イオンの今年2月期の連結決算は、売上高が前年に比べて10.7%増の7兆785億円と、初めて7兆円を突破した。一方で、純利益は前年に比べ7.7%減の420億円だった。消費税増税などの影響で総合スーパー事業の既存店の売り上げが16億円の赤字に転落したことが主な原因。
またローソンも今年2月期の連結決算を発表した。成城石井を買収したことなどから売上高が前年に比べ2.6%増の4979億円となった。一方、純利益はローソンストア100の不採算店舗の閉鎖などで約144億円の特別損失が発生し、前年に比べ13.9%減の326億円となった。
一方、ユニクロを展開するファーストリテイリングの今年8月期上期の連結決算は、売上高が前年に比べ24.2%増の9496億円と、当初の計画を上回った。通期の売り上げ予想も約500億円上方修正している。また、この席で国内で今年の秋冬商品から平均で1割程度の値上げを行うことを発表した。原材料の調達コストが上昇傾向にあることなどを理由として挙げている。