シャープ“液晶工場”の一つを閉鎖していた
経営再建に向けて事業の見直しを行っているシャープが、三重の液晶ディスプレー工場の一つを既に閉鎖していたことがわかった。
シャープが3月に閉鎖した三重第一工場は90年代から稼働している液晶パネルの工場で、直近では自動車向けの液晶パネルを生産していたが、効率化を図るため第二工場に生産を集約した。
シャープは液晶パネル事業を経営の柱と位置付けているが、昨年度、中国市場でのパネル販売が不調だったことなどから、2015年3月期の決算で巨額の最終赤字に陥る見通し。
シャープはグループ全体を立て直すために金融機関から資本増強を受けるにあたって抜本的な経営再建策を打ち出す予定で、14日に発表する。