タカタ リコール費用で最終赤字295億円
自動車部品メーカーのタカタの決算は、欠陥エアバッグのリコール関連費用などで最終損益が295億円の赤字となった。
タカタの去年4月から今年3月までの決算は、円安や好調な受注などにより売上高が前年比15.4%増の6428億円、営業利益が25.4%増の329億円だった。しかし、エアバッグのリコール関連費用などで特別損失約586億円を計上したため、税引き後の最終損益は295億円の赤字となった。
あわせて発表した今年度の業績見通しについては、最終損益を200億円の黒字としているが、エアバッグの不具合を理由に北米で提起されている集団訴訟などについての費用は合理的に算定できないため、業績見通しには含めていないとしている。