日銀、金融政策維持 景気表現前向きに変更
日銀は景気の現状について「緩やかな回復を続けている」という見方を公表し、これまでの表現よりも前向きに変更した。
日銀は21日と22日に金融政策決定会合を行い、金融緩和などの政策について賛成8、反対1で、現状の方針に沿って続けることを決定した。
また、景気の現状認識については、これまでの「緩やかな回復基調を続けている」から「緩やかな回復を続けている」として、表現を前向きに変更した。個人消費や住宅投資などが改善していると判断した。
日銀の黒田総裁は「景気判断を若干前進させたと。私どもの考えていた線に沿って経済、物価が動いておりますので、何か金融政策について特別に変わったことになるとは思っておりません」と述べた上で、「現時点では追加の金融緩和が必要とは考えていない」との見解を示した。