雨不足で…野菜価格、平年の2割増し
農林水産省は、6月前半の野菜の卸売価格について、主な14品目のうち13品目で平年より2割以上高めとなる見通しをまとめた。
農水省では、東京都中央卸売市場の主な野菜の卸売価格を集計している。それによると、今月前半の価格は「白菜」「ジャガイモ」「レタス」「タマネギ」など主な野菜14品目のうち、キュウリを除く13品目で平年より2割以上高めに推移する見通しだという。関東地方を中心に4月下旬以降、雨不足で野菜の生育が遅れたことが要因。
また、この影響で今月後半も「白菜」や「ジャガイモ」「タマネギ」など6品目で平年より値段が高い状況が続く見通しだという。梅雨入りを控え、農水省では「雨は多くても少なくても野菜の生育に影響が出る」として、価格の動向に注意していく方針。