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ツイッター社の買収提案…言論の自由?収益強化? マスク氏の真意はどこに…

2022年4月15日 21:24

世界長者番付トップのイーロン・マスク氏がツイッターの買収を検討している事がわかりました。マスク氏は“世界の言論の自由を守るため”買収を提案したといいますが、一方、ツイッターの収益を買収で強化するという見方も。マスク氏の真意はどこにあるのでしょうか。

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テスラCEO イーロン・マスク氏(先月・ドイツ)
「私たちの作った車を世に出せる事に、信じられないくらい興奮しています」

電気自動車大手テスラのCEO、イーロン・マスク氏は、アメリカの経済誌「フォーブス」が発表した「ことしの世界長者番付」のトップです。その資産総額は、約27兆円だといいます。

マスク氏が次に目を付けたのが、ツイッター社の買収です。その額約5兆円。マスク氏は、“ツイッターが世界の言論の自由を守るため”買収を提案したといいいます。

一方で、利用者数が伸び悩んでいるというツイッターの収益を、買収で強化するという見方もあります。

東京工業大学の西田亮介准教授は、「マスク氏はツイッターの影響力を最もうまく使っているグローバルなビジネスリーダーの1人として、自らてこ入れしようという思惑がある」といいます。

マスク氏の真意はどこにあるのでしょうか。ツイッター社は今回の提案に対し「最善の利益になる行動方針を決定します」としていて、対応を迫られています。