「景気ウォッチャー調査」4か月ぶりに上昇
小売りなどで働く人に景気の実感を聞く「景気ウォッチャー調査」で、現状を示す指数が4か月ぶりに上がりました。
内閣府が発表した2月の調査で、景気の現状を示す指数は52.0となり、前の月より3.5ポイント上がりました。
「卵の価格上昇が激しい」「諸経費が値上がりしているため、 利益はあがらない」など物価高に言及するコメントがあがった一方で、「空港の利用客が通常に戻りつつある」「贈り物の需要はバレンタイン、ブライダル祝いを中心に新型コロナ発生前に近づく勢いがある」などの前向きな声が多く見られました。
こうしたことから、内閣府は景気の見方について、「緩やかに持ち直している」として、5か月ぶりに引き上げました。
先行きについては「価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな持ち直しが続くとみている」としています。