政府は財政運営の基本方針となる骨太の方針に、今後３年間の一般歳出額の伸びを１兆６０００億円程度に抑える方針を盛り込むことを決めた。

　政府は、借金に頼らずに政策経費が賄えるかを示すプライマリーバランスについて、２０２０年度に黒字化する政府の目標を達成するため、中間年度の２０１８年度までの３年間の歳出額の伸びをこれまでの３年間と同じ水準の１兆６０００億円程度とする目安を盛り込む方針を決めた。

　財政健全化の中間目標設定についてはこれまで、経済成長を優先する立場から慎重な声が上がるなど政府内でも意見が分かれていた。

　「骨太の方針」は今月末に閣議決定される。