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ロッテ“お家騒動”株主総会で二男体制承認

2015年8月17日 11:51
ロッテ“お家騒動”株主総会で二男体制承認

 経営権を巡る長男と二男の“お家騒動”が明らかになったロッテホールディングス。17日朝に開かれた臨時の株主総会で、二男・重光昭夫氏を中心とする経営体制が承認された。

 ロッテホールディングスを巡っては、2009年以来、創業者の長男・宏之氏と二男・昭夫氏が取締役副会長を務めてきたが、今年1月、宏之氏が取締役を解任される事態となった。一方で、7月には、昭夫氏が代表権を持つこととなり、宏之氏は、こうした人事に抗議していた。

 17日の株主総会では、重光昭夫代表取締役を中心とする現在の経営陣による経営体制が承認され、また、騒動を受けて、コーポレートガバナンスの向上が求められた。

 ロッテホールディングスでは、初めて、社外取締役を選任するなど、企業統治の強化を急いでいる。