自由化に向け、楽天が丸紅と電力小売りへ
来年4月の電力小売りの全面自由化に向けて異業種による連携の動きが活発化している。楽天は大手商社の丸紅と組んで電力の小売りに乗り出す方針を決めた。
楽天は丸紅と業務提携し、まずは、インターネットの通販モールに出店する中小事業者を対象に丸紅が供給する割安の電力を販売する。来週にも、発表する予定。
楽天のインターネット通販モール「楽天市場」には約4万2000の事業者が出店しているほか、旅行予約ができる「楽天トラベル」には約3万の宿泊施設が加盟している。まずは、こうした事業者を対象に割安の電力を販売することでインターネット事業の基盤の強化も同時にはかりたい考え。
さらに、将来的には楽天ポイントなども活用した一般家庭への電力小売りも視野に入れている。