シャープ、本社ビルをニトリに売却へ
経営再建中のシャープが、大阪市阿倍野区の本社ビルを大手家具販売店のニトリホールディングス(北海道札幌市)に売却する方針であることがわかった。
シャープは、今年5月の経営再建計画に盛り込まれた本社ビルの売却について複数の会社と交渉を続けていたが、ニトリホールディングスに今月中にも売却することで最終調整に入ったという。売却額は数十億円になる見通しで、ニトリは店舗として再開発するとみられている。
また、本社の向かいにあって営業拠点として使われていた田辺ビルをNTT都市開発に100億円程度で売却する方針。
シャープは売却後は賃料を支払いながら入居を続け、2年ほどで本社を別の場所に移転する方向で検討しているという。