伊藤ハム&米久が統合へ 国内“トップ”に
食肉加工大手の「伊藤ハム」と「米久」が、来年4月に経営統合することで合意したと発表した。
食肉加工業界で売り上げ2位の伊藤ハムと7位の米久は15日午後、取締役会を開き、来年4月に共同で持ち株会社を設立し、経営統合することを決めた。食肉加工業界は、原材料の高騰などから競争が厳しさを増している。両社は経営統合により事業規模を拡大し、コスト競争力や商品力を強化するとともに、今後、成長の見込める“外食”や“海外”での販売拡大を目指すとしている。
持ち株会社の社長には伊藤ハムの堀尾社長が就任し、社名などについては今後協議していくという。統合により、ハム・ソーセージ事業の売上高では、「日本ハム」を抜き国内シェアでトップになる。