東京TYと新銀行東京 来年4月に経営統合
東京都民銀行などを傘下に持つ東京TYフィナンシャルグループと東京都が出資する新銀行東京が、経営統合について最終合意したと発表した。
東京TYは、東京都民銀行などを傘下に持ち、首都圏に基盤を置く民間の金融機関。一方、新銀行東京には、東京都が約8割を出資している。この2社が25日、東京TYが新銀行東京を完全子会社化することで最終合意した。来年4月に経営統合する。
今回の統合により、新銀行東京に対する東京都の出資比率は大幅に低下し、東京都は実質的に銀行の経営から退くことになる。東京TYは、東京都との連携を強化しつつ、中小企業の支援拡充などを進めたいとしている。