「第一中央汽船」が民事再生法を申請
東証1部上場の海運会社「第一中央汽船」が経営難のため、民事再生法を申請した。中国経済の減速も破たんの要因となった。
商船三井のグループ会社で、中堅の海運会社「第一中央汽船」は、業績不振でこれ以上事業を続けることができないと判断し、東京地裁に民事再生法を申請し、受理された。
第一中央汽船・薬師寺正和社長「業界全体がびっくりするぐらい(海運の需給が)急速に悪化した。その原因が、中国の爆買いが急におさまっちゃったというところ」
第一中央汽船ではリーマンショック後に、船の価格が下落した際に、保有する船の数を大きく増やす拡大路線を取ったが、逆に、その後の中国経済の減速などで海運市況が低迷し、荷物の運搬などによる収益は悪化。4年連続の赤字に陥っていた。