日産 タカタ製エアバッグ“異常破裂”か
日産自動車は、先月、静岡県内で起きた日産製の車の事故で搭載していたタカタ製エアバッグが、異常な破裂をした可能性があると発表した。
先月28日、静岡県内で日産製の車がトラックと衝突し、助手席に乗っていた女性が頭や左腕を負傷する事故があった。日産自動車によると、この時、搭載していたエアバッグが異常破裂し、飛び出した部品が女性にあたった可能性があるという。
事故を起こした車両は2006年製造の「エクストレイル」で、今年5月のリコールの発表を受け、8月に販売会社に届けられていたが、点検の結果、エアバッグの気密性に不良が認められず、交換作業は行われないままとなっていた。
日産は今回の事故を受け、エアバッグの気密性に不良が認められない車両についても、対策部品が準備できるまでの間、エアバッグ機能を停止する方向で検討中だという。