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取締役解任の宏之氏、ロッテHD社長を提訴

2015年11月12日 23:53
取締役解任の宏之氏、ロッテHD社長を提訴

 今年1月に、ロッテグループの取締役を解任された重光宏之氏が、ロッテホールディングスの佃社長に対して損害賠償請求の訴訟を起こした。

 重光宏之氏は、1月の臨時株主総会で、ロッテグループ26社の取締役を解任された。宏之氏は、解任されたのは、ロッテホールディングス・佃社長が、当時、ロッテの取締役会長だった重光武雄氏に対して、宏之氏に不利な虚偽の説明をしたことが要因だとして、佃社長に対し、損害賠償請求の訴訟を起こしたと発表した。

 宏之氏によると、佃社長は、宏之氏が代表を務めていた子会社で独断で行った事業で損失を出したと虚偽の報告をしたという。宏之氏は、現経営陣では、ロッテを守れないと主張しているが、虚偽の報告の具体的な内容については説明を避けた。

 ロッテホールディングス側は、「まだ訴状を受け取っていないのでコメントは差し控える」としている。