水質や変色改善も…皇居お堀の浄化施設公開
民間企業が初めて運営する皇居のお堀の水の貯水・浄化施設が公開された。
16日竣工(しゅんこう)の22階建てのビル「大手門タワー・JXビル」(東京・千代田区)の地下に導入されたのは民間企業が初めて運営する皇居のお堀の浄化施設。施設の深さは35メートルもある。
高速の浄化装置がついていて、約3000立方メートルの水をためることができるため、今まで難しかったお堀の水量の調整が可能となり、お堀の水質の悪化や水の変色の改善につながるという。
運営する三菱地所とJXホールディングスは、浄化量の拡大によってお堀の景観を改善するだけでなく、今後は生物のモニタリングなど生態系に配慮した管理・保全を行っていくとしている。