高齢者医療 現役世代の負担軽減を
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全国の健康保険組合の大会が25日に開かれ、「高齢者医療費を支える現役世代の負担は限界に達している」として、改革を求める決議が採択された。
健康保険組合連合会の大塚陸毅会長は「団塊の世代が後期高齢者の年齢に達し、高齢者医療費は今後も高水準で推移すると思われる」として、現役世代が納得できる公平な制度の実現の必要性を訴えた。
大会では、消費税率が10%に引き上げられる際に現役世代の保険料の負担を軽減する高齢者医療費の負担構造改革を実現することや、医療保険制度の持続安定性を確保するための生活習慣病の予防対策などを国に求める決議を全会一致で採択した。