貿易収支、2か月ぶり赤字 中国向け輸出減
今年11月の日本の貿易収支は、中国やアジア向けの輸出が減ったことなどを背景に2か月ぶりの赤字となった。
財務省が発表した11月の貿易統計によると、輸出額はプラスチックの原料やスマートフォン用の電子部品を中心に中国やアジア向けの輸出が減ったことなどから、去年の11月に比べ3.3%マイナスの5兆9814億円となった。これに対し、輸入額は、原油価格の下落で中東からの原油の輸入額が減ったことなどから、10.2%マイナスの6兆3611億円となっている。
このことから、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3797億円のマイナスで、2か月ぶりの赤字になった。