日経平均株価 去年の最安値を一時下回る
18日朝の東京株式市場で、日経平均株価は去年の最安値を下回った。
日経平均株価は一時、480円以上値を下げ、去年の終値としての最安値1万6795円を下回った。背景には、原油安と中国経済の減速が世界の経済にマイナスの影響を与えるのではないかとの根強い不安がある。特に原油は、イランの制裁解除で輸出が増えると予想され、原油先物価格が時間外取引で1バレル=28ドル台をつけるなど、約12年ぶりの安値をつけた。このことが株の売り注文に拍車をかけている。
また、リスクを回避するため安全資産とされる円が買われ、円相場が一時1ドル116円台をつけるなど、円高が進んだことも株価を押し下げる要因となっている。