シャープ支援策 産業革新機構案も明らかに
シャープの買収に向け、台湾メーカー・ホンハイ精密工業の郭台銘会長がシャープの経営陣と合意に向けた詰めの協議を行っている。
ホンハイ精密工業・郭会長「きょう午後2時までに契約にサインできればと思う。シャープは創業100年の企業、これからの100年を作っていきたい」
シャープをめぐっては、政府系ファンドの産業革新機構も支援策を提示しているが、関係者によると、シャープはホンハイからの出資を受け入れる方向。
一方、産業革新機構がシャープに提示している支援策が明らかになった。シャープを中心として、東芝や日立の白物家電と、富士通の通信部門などを統合し、「ITや人工知能の活用を強みとした総合的な電機メーカー」にするという構想が柱。
産業革新機構の関係者は、「シャープを切り分けず一体的に支援するという意味ではホンハイの提案に遜色ない」としている。